日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は国土交通省の無人航空機管理団体として登録されている無人航空機の公認機関です。無人航空機といえば、話題のドローンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)とは何か?から、国土交通省登録についてまでお話していきます。
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)とは?
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)とは、ドローン専門のスクールを全国で展開している機関です。
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)のドローン講習には「操縦技能コース」と「安全運航管理者コース」の二種類があり、これらを修了すればコース毎の認定証明書を交付してもらえます。
受講するのは1コースだけでも大丈夫ですが、「安全運航管理者コース」は「操縦技能コース」を修了していないと受講することができないため、注意が必要でしょう。
日本では、ドローンを飛ばすために資格は現時点で必要ないとされており、ドローンは誰でも購入すれば飛ばせてしまうものとなっています。
バラエティ番組などでもドローンを「家電」という形で特集されることが増え、最先端の技術ながら私たちの身近に存在しているドローンですが、現実では課題が多いのも事実です。
ドローンは空を飛ぶ機体ですので、も事故や故障による危険は必ず伴います。
しかし、万が一のことが起きた場合でも対処方法が分かっていれば、被害を最小限に防ぐことができます。そもそも十分な知識と操縦技術があれば、事故や故障に繋がらない可能性もあります。
正しい知識の定着、技術力のトレーニングや確認のためにも、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の実施しているスクールでの受講をおすすめします。
「自分は知識に自信がある」「ドローン操縦は完璧だから講習を受けなくても大丈夫!」という方もいると思いますが、どんなにドローンについて詳しかったとしても、知識や技術力を証明できる資格がなければ、技量を疑われる場面もあります。
そんなときに、この日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の証明書を持っていれば、相手からの自分に対する信用性を高めることができます。
どちらにせよ、ドローンを操縦するにあたって日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の講習を受けることが役立つことは間違いないでしょう。
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は国土交通省に認定されている
2017年6月1日に国土交通省が発表した「無人航空機の講習団体及び管理団体一覧」に日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が管理団体として正式に掲載されました。これは国土交通省のホームページに載っています。
「無人航空機の講習団体及び管理団体一覧」を発表した目的は、ドローン操縦を行う方たちに向けた講習受講の促進活動であり、操縦技能の底上げを図ることにあると、国土交通省は明記しています。
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が国土交通省の無人航空機管理団体として登録されたため、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の講習を修了すると、ドローンを飛行禁止区域で飛ばす場合、事前に取っておくべき国土交通省への申請を簡略化できるようになりました。
改正航空法によって非常に手間がかかるといわれている無人航空機飛行禁止区域の申請ですが、認定証ももらえて、申請の手間も省けるなら、講習を受講するメリットは大いにありそうです。
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の講習概要
先述しましたが、日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の講習には「操縦技能コース」と「安全運航管理者コース」の二種類があります。
それぞれの講習概要をまとめましたので、ご覧ください。
▽「操縦技能コース」
・目的/ドローンビジネスの実務において、運航管理責任者及びパイロットに求められる運用に関する知識や、利活用に関する実技(機体点検・操縦・撮影)を習得します。
・受講料/30万円(税別)
※筆記・実技試験料、教科書、室内練習機を含みます。
・定員/25名
▽「安全運航管理者コース」
・目的/JUIDA操縦技能証明証を取得し、飛行業務の経験を有する方を対象として、無人航空機の安全運航管理に関する基本知識とリスクアセスメントを習得します。
・受講料/10万円(税別)
・定員/25名
操縦技能コースは平日の定員が15名までとなっていますので、間違えないよう注意してください。
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は講習会を通して、操縦者に正しい知識や技術を身に付けてもらうことで、日本でドローンを普及させる取り組みを行っています。
日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は国土交通省公認の管理団体でもありますので、認定証を取っておけば技術力の強いアピールにもなるでしょう。
ぜひこの機会に日本UAS産業振興協議会(JUIDA)のスクールでドローン講習を受けてみてはいかがでしょうか。これまで以上に大きな自信へ繋がるはずです。
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