ベテランのドローンパイロットも必読!ドローンの事故事例を徹底解明!

ドローンは空を飛ばすものだけに、墜落などの事故はつきものです。だからこそ、高い操縦技術が求められるのですが、経験豊富だからといって油断は禁物。今回は、ドローンの事故事例と、原因や対策をまとめました。万全の対策をして安全に飛行を楽しむためにも、どんなことが事故につながるのか、きちんと知っておきましょう。

ドローン飛行事故の事例と、その原因とは?

まずはドローンの飛行事故の事例と、その原因をいくつか見てみましょう。操縦経験の長さや、個人か業者かに関わらず、毎年さまざまな事故が発生しています。

参照:平成29年度 無人航空機に係る事故トラブル等の一覧(国土交通省に報告のあったもの)

個人の事故

【事例1】

空撮のため飛行させていたところ、強風で帰還が困難となり、バッテリー容量不足となって海上に不時着し、紛失した。※操縦者の操縦経験は10時間以上。
原因:飛行中、天候が急変したことによって想定外の飛行時間となり、バッテリーの残量不足のため、海上に不時着して機体を紛失した。

【事例2】

空撮のため飛行させていたところ、操縦を誤り、海上に墜落した。※操縦者の操縦経験は24時間以上。
原因:安全な飛行高度で飛行を行なっていなかったため、突発的な回避操作が行えなかった。さらに、操縦技術の未熟さが墜落の原因と思われる。

【事例3】

無人航空機を飛行させていたところ、センサー誤動作により橋に接触し、川に墜落して紛失した。※操縦者の操縦経験は36時間未満。
原因:物件等の影響により、位置情報の通信が不安定になったものと思われる。

業者の事例

【事例1】土木関連業者

高速道路の高架橋点検のため、無人航空機を飛行させていたところ、操縦不能となり、高速 道路入口の路肩に墜落した。※操縦者の操縦経験は80時間以上。
原因:高速道路高架下など電波環境が不安定な場所での飛行だったにもかかわらず、GPS機能を利用して飛行する機体であったため、位置を特定できなくなり、異常な飛行をした可能性があると思われる。

【事例2】研究機関

空撮のため無人航空機を飛行させていたところ、操縦不能となり、紛失した。※操縦者の操縦経験は6時間以上。
原因:飛行予定場所の上空の風速が強く、また、飛行前の地上での風速確認をした場所が適切ではなかったと思われる。

【事例3】空撮関連業者

空撮のため自作機を飛行させていたところ、機体の不具合により墜落した。※操縦者の操縦経験は30時間以上。
原因:砂浜での低空飛行のため、ダウンウォッシュにより巻き上げられた小石等がプロペラブレードに損傷を与え、プロペラが破損して墜落に至ったと思われる。

 

ドローンの飛行中に起こる事故で1番多い事例とは?

ドローン事故では、全ての機体が最終的に墜落するか、紛失されています。では、どのような事例が多いのでしょうか。ランキング形式で紹介します。

第3位 制御不能

墜落や紛失の下人で3番目に多いのが、なんらかの原因で制御不能になった結果、墜落、もしくは紛失をしたというものです。

制御不能の原因はさまざまですが、代表的なのは、電波障害などによる通信の不具合や、風にあおられて復帰できなくなるケースです。また、離着陸時に巻き上げた砂がプロペラにかんでしまうという例も多いようです。

第2位 接触・衝突

2番目に多いのが、何かと接触や衝突をした事例です。接触したことによって墜落や紛失に至ったものと、墜落して何かと接触したものとに大別できます。

多くの事例は前者で、木々などとの接触によって墜落した事故です。しかし、中には、墜落時に建物に接触して損傷させたり、人にぶつかって怪我をさせたりといった事例もあります。

第1位 バッテリー切れ

ドローンの事故事例で最も多いのが、バッテリー残量の不足によるものです。単にバッテリー切れで墜落したり、自動帰還中にバッテリーが足りなくなったり、制御不能に陥った後、回復できないままバッテリー切れになったといった事例が報告されています。

 

覚えておこう!ドローンの事故を防ぐためにできること

ドローンの事故は、どんなに操縦技術に長けた人でも起こしうるものです。ですから、自分の腕を過信せず、万全の対策をしておくことが求められます。

では、事故を防ぐには、どのような対策をすればよいのでしょうか。

パラコードを使う

ひとつめが、パラシュートコードを使った飛行です。その名のとおり、パラシュートに使われている伸縮性と強度の高いロープで、パラコードとも呼ばれます。

これを機体にくくりつけておけば、飛行範囲を強制的に制御することができますし、制御不能に陥ったときにも、安全に回収できます。

パラコード以外のロープだと、伸縮性や強度が低く、かえってバランスを崩しやすくなったり、機体にダメージを与えてしまったりする危険性がありますので、必ずパラコードを使いましょう。

また、パラコードを使うと地上でからまることも考えられるので、ドローンの操縦者の他に、コードを操作する人もいるとよいでしょう。

バッテリーアラームを使う

ドローンは、本体のバッテリー残量が少なくなるとアラームで知らせてくれるものが増えています。一方で忘れがちなのが、プロポ側のバッテリー残量です。

プロポにもバッテリーアラーム機能がついているものもありますから、そうした機能を上手に活用しましょう。アラームが正常に作動するか、使うための設定はされているかなどの点検も重要です。

フェイルセーフ機能を使う

ドローン本体のバッテリー残量が低下したり、通信状態などになんらかの不具合が生じたりしたときに、自動的に自動帰還モードに切り替わるのが、フェイルセーフという機能です。

ただし、GPSによって離陸地点に戻ってくるものなので、GPSに不具合が生じていると機能しないことが多く、離陸時にその場所をきちんと認識させてから飛ばす必要があるという注意点があります。

自動帰還中に墜落してしまったという事例も少なくないので、あくまで保険程度と考え、別の対策と併用するようにした方がよいでしょう。

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