ドローンの普及により、ビジネスへの活用がますます増大するでしょう。ドローン検定は、ドローン検定協会によって実施される資格試験です。ドローン検定に合格すると、ドローンに関する飛行履歴や知識、能力を有していると認定されます。
ビジネスで活用するかにかかわらず、ドローン検定の受験を検討する方も多いでしょう。ドローン検定用の公式テキストも販売されています。ドローン検定に合格するためにも、試験の難易度や公式テキストの情報をしっかり押さえておきましょう。
ドローン検定を受けることのメリットとは?
法律で規制されている場所でドローンを使用するためには、国土交通省の許可が必要です。国土交通省にドローンの許可を申請するとき、ドローン検定の資格があれば、操縦者の資格について証明書を添付できます。
また、ドローン検定を受けると、国土交通省が認定する基礎技能講習の受講の一部が免除されます。そのため、国土交通省にドローン使用の許可をもらう際に、一部、資料提出の手間が省けるというメリットがあります。
飛行ログサービスを利用することも可能です。飛行ログサービスとは、オンラインでドローンの飛行経歴を記録するサービスです。
ドローン使用の認可を受けるためには、飛行時間が10時間以上であることを証明する資料が必要です。ドローンの飛行経歴を添付すれば、飛行時間の証明に使用できます。
ドローン検定の“公式テキスト”ってどんなもの?
ドローン検定協会が認定する公式テキストがあります。ドローン検定は1級から4級までありますが、公式テキストは2種類です。
3級・4級対応の「ドローンの教科書 標準テキスト」と、2級対応の「ドローンの教科書 上級テキスト」が、2018年6月現在発売されている公式テキストとなります。
この2冊の公式テキストは、Amazonやドローン検定協会の公式ホームページから購入できます。公式テキストの価格は、2冊とも2,200円(税別)です。
公式テキストには、ドローンの基礎知識、機体の動き、構造、気象に関する知識、関連法規などが含まれます。
一見、ドローン検定は敷居が高く感じるという方もいるでしょう。しかし、公式テキストを確認するとわかりますが、ドローン検定の難易度は決して高くありません。ドローン検定協会のホームページによると、合格率は約70%とかなり高いです。
ドローン検定協会は過去問を公表していませんが、公式テキストには練習問題が掲載されています。2~4級は公式テキストを、1級は受験申込後に送られるpdfのレジュメをしっかり読めば、合格できるでしょう。
ドローン検定以外の民間資格とは?
ドローンを飛行させるのに必須の資格は、日本にはありません。しかしドローンの知識や技能の習得を証明することは、ドローンをビジネスで活用したい方にとって重要でしょう。
ドローン検定以外にも、ドローンの知識や技能を証明する民間資格は2つあります。
DPA操縦士資格は、一般社団法人ドローン操縦士協会「DPA」によって運営される資格です。ドローンの飛行に必要な知識と技術の習得を認定します。飛行レベルにより、3つのクラスに分かれます。DPA認定校による学科と技能を受講し、テストに合格することで資格が得られます。
一方、一般社団法人日本UAS産業振興協議会「JUIDA」が発行する資格は、操縦技能証明証と安全運行管理者証明証の2つです。JUIDAの認定スクールで、所定のカリキュラムを修了したのち、試験に合格することで証明証が発行されます。
その他、ドローンメーカーのDJI JAPAN株式会社が管理するDJI CAMPの認定する資格があります。DJIスペシャリストとDJIインストラクター、DJIマスターの3種類に分かれます。DJIが認定する企業が提供する座学と技能認定テストに合格すると、資格を取得できます。
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