「ドローンなんて簡単なんじゃないの?」そう思っている人も少なくありませんが、自分の思い通りに飛行させるためには、ある程度の技術が求められます。趣味としての人気も高まりつつあるドローンですが、はじめてみたいという人は、飛ばし方のコツや練習方法をしっかりと学習しておきましょう。
ドローンを操縦するにあたって、まず押さえておきたいこととは?
「ドローンを格好良くきれいに飛ばしたい!」そう思って購入する人も少なくないでしょう。その場合、まずは基本的な操縦を身に付ける必要があります。
離着陸
基本中の基本となるのが離着陸です。簡単なようにも感じますが、正しく操作しなければ、離陸もままなりません。離陸の場合は、思いっきり上昇させ、目線の高さくらいまで調節しましょう。着陸は、離陸の場合とは逆で、ゆっくりと地面まで近づけ、そっと下降するのがポイントです。
ホバリング
ドローンが空中で停止している状態のことを指します。オートで簡単にできるモデルもありますが、基本としてマスターしておきましょう。目線と同じ高さで一定時間ホバリングさせることができれば問題ありません。
前後左右の移動
次に、いよいよドローンの移動です。ドローンを前後左右に動かすことができれば、基本動作は完了です。ただ、自分の思い通りに動いてくれないのがドローンの難しさです。何度でも同じ動作を繰り返し練習しましょう。
ドローンの飛ばし方のコツとは?
ドローン飛行の基本は、プロポ(コントローラー)の操作を緊急時以外はゆっくり行うことです。それでは、どうして急激な操作は良くないのでしょうか?
理由その1
ドローンの挙動に勢いが付きすぎてしまい、意図しない場所までオーバーフライしてしまうからです。空中に浮いていて地面との摩擦がないドローンは、急停止などが苦手なのです。
理由その2
空撮などを行っている際には、写真や映像がぶれてしまうからです。これでは、ドローンを飛ばして空撮する意味がありませんよね。滑らかで安定した映像を心がけましょう。
これらの理由からも、ドローンを飛行させる際は、急激な速度変更や方向転換を行わず、安全にゆっくりと操作する必要があります。
ドローンの飛ばし方のコツを学んだら、練習場を見つけよう!
航空法の内容
航空法で定められているドローンの規制は以下の通りです。
・地表又は水面から 150m 以上の高さの空域
・空港周辺の空域
・日出前、日没後に飛行させる
・目視外飛行をする(目視外飛行の例:FPV、モニター監視)
・第三者又は第三者の建物、第三者の車両などの物件との距離が30m未満の飛行
・祭礼、縁日など多数の人が集まる催し場所の上空
・爆発物など危険物を輸送する
・無人航空機から物を投下する
上記を守ればドローンを飛行させることができます。なお、これらの規制に該当する飛行を行う場合は、国土交通省への許可申請が必要です。
ドローンの練習場所としておすすめの場所は?
ドローン練習場所としておすすめなのは、河川敷です。しかしながら、河川法によってはドローン飛行が規制されている可能性もあります。SORAPASSで人口密集地域ではないかどうかを調べて、その場所が禁止区域でないことを確かめてから、ドローンを飛行させましょう。
ドローン操作、飛ばし方のコツを覚えても、ルールは守って!
ドローンに関する法律は航空法だけでなく、「道路交通法」「民法」「電波法」「港則法・海上交通安全法」など、さまざまなルールが設けられています。
ドローン操作や飛ばし方のコツを習得することはもちろんですが、危険飛行をしないためにも、しっかりとこれらのルールは遵守してくださいね。
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