2020年1月7日から10日までアメリカ、ラスベガスで開催されている「CES 2020」で、Autel Roboticsが新製品「EVO 2」を発表しました。Autel Roboticsによると、EVO 2は折りたたみ式の高性能かつパワフルなドローンで、8Kビデオカメラを搭載し、高速度での長時間飛行が可能です。6Kカメラ搭載の「Pro」バージョン、FLIR(赤外線サーモグラフィカメラ)搭載の「Dual」バージョンも同時に発表されました。
ドローンに搭載できるものには制限があるものの、家庭用ドローンの市場は拡大の一途をたどり、豊富なバラエティの製品が登場しています。家庭用ドローンは趣味のためだけでなく、クリエイターがユニークな映像を撮影したり、土地の所有者が土地を調査、監視したりするのにも活躍します。どの使い方でも、クオリティの高いカメラと十分な飛行時間が鍵となるのは言うまでもありません。
現在世界のドローンの市場で圧倒的なシェアを持つのが中国のDJI、それに続くのがフランスのParrotです。Autel Roboticsも、0.5インチCMOSイメージセンサ、8000 x 6000の高解像度8K映像(通常モデル)を武器に持つEVO 2で勝負をかける狙いです。
6Kカメラ搭載のEVO 2 Proの解像度は、通常モデルより低い5472 x 3648ですが、より高性能な1インチCMOSイメージセンサを搭載しています。ビットレートは120Mbpsで、レンズの絞りは F2.8 からF11まで調節可能です。EVO 2 Dualは通常モデルと同じ8Kカメラを搭載した上で、さらに赤外線サーモグラフィカメラも備えているので、様々な種類のアクティビティに対応することができます。
高性能なカメラに加えて、EVO 2はコンピュータビジョンセンサー、ソナーセンサー、着陸灯なども搭載しています。最高時速は45MPHで、1度の充電で最大40分の連続飛行が可能です。風力階級でいう「8」(風速39~46mph、木の枝が折れ、立っているのが困難な風)にも耐えることができ、障害物を自動で避ける機能も持ちます。同時に認識できる障害物は最大64個です。
EVO 2の発売時期や値段はまだ明らかにされていません。
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