海や川などで溺れた人の救助活動に使うドローンが開発され、23日、相模原市で報道関係者に公開された。
このドローンは、神奈川県内の企業や大学などが共同で開発したもの。
水難事故の現場に遠隔操作でドローンを飛ばし、溺れた人に救命具を投下・スピーカーを通して指示を伝えることができるという。
23日、相模原市にある県の施設でこのドローンを用いた実演が行われた。
担当者はモニター画面に映し出される映像を見ながらドローンを操作し、浮き輪をプールに投下。実際の救助活動ではロープを結びつけた浮き輪を投下してロープを岸に引き寄せ、溺れた人を救助するということだ。
このドローンは、今月から1台250万円で販売、販売先としては水難救助の活動に当たる消防や警察などを想定しているとのこと。
開発に当たった企業の元風呂修さんは「このドローンを川や海で溺れた人や増水した川の中州に取り残された人など警告や誘導、救助活動に役立ててほしい」と語った。
参照:「水難救助用のドローン開発 救命具を投下」