水中ドローンとは何?操縦資格や選び方、ビジネス活用における展望について

更新日: 2022.06.07 公開日: 2022.06.07
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ドローンとは本来、遠隔操作で空中を自在に飛び回る「無人航空機」を指す言葉とされています。

しかし、近年は遠隔操作で水中を動き回る小型無人機「水中ドローン」も社会的な注目を浴びているのです。

そこで今回は、水中ドローンについて以下のポイントを詳しく解説いたします。

この記事でわかること
  • 水中ドローンとは何?
  • 水中ドローンの操縦に資格や免許は必要?
  • おすすめの水中ドローン
目次

水中ドローン(ROV)とは?

水中ドローンとは、遠隔操作により水中を潜水・潜航することができる小型無人機の通称です。

船上または陸上からスマートフォンやタブレット、プロポなど用いて気軽に水中の撮影などを行うことができます。

水中ドローンは、個人的な趣味としての水中撮影や釣りのサポートアイテムといったホビー目的での使用や、魚の生態調査、ダム・貯水槽の点検など産業目的で活用されます。

空中を飛行するドローンは無線で操縦する一方で、水中ドローンはケーブルで繋ぎながらの操縦がほとんどです。

なぜなら、水中は地上よりも電波が伝わりにくいため、滞りなく操縦を行いながらリアルタイム映像を陸上へ伝送させるには有線でなければ難しいのです。

元々、海外では「ROV(Remotely Operated Vehicle)」という呼称でしたが、空中を飛行するドローンが登場してからは区別をするために「Underwater Drone(水中ドローン)」と呼ばれるようになりました。

水中ドローンの操作には資格や免許、法規制はどうなっている?

空中を飛行するドローンを操縦するにあたり、航空法などの法規制を守っていれば資格や免許の取得は必要ありません。

では、水中ドローンを操縦するための資格や免許は存在するのでしょうか。

原則、操作に関しては資格や免許は不要

2021年12月現在は水中ドローンの操作においても、法律上取得が必須な資格や免許は存在しません。

ただし、水中ドローン協会認定のスクールに受講することで得られる「水中ドローン安全潜航操縦士」という資格は存在します。

水中ドローンを操作する上で知っておくべき安全知識や法令、機体性能の知識などの座学に加え、操作方法を学べる実技講習もカリキュラムに含まれています。

民間資格ではありますが、水中ドローンをビジネスに導入したいと考えている方は取得しておいて損はないでしょう。

免許以外の法律や規制の部分はどうなっている?

現在、水中ドローンに関する法律や規制は制定されていない

空中ドローンは航空法や小型無人機等飛行禁止法などの法律により、様々な法規制が定められています。

一方で水中ドローンに関しては操作における法規制は定まっておらず、「水中ドローン」という言葉自体が法令上存在していないのが現状です。

今後、港則法や海上交通安全法などが関わってくる可能性がある

空中ドローンにおいても、当初は特に法規制が定められていませんでした。

しかし、相次いで発生した墜落事故によって空中ドローンの飛行を制限する法整備が本格化していったのです。

2022年には、空中ドローンの更なる社会実装を見据えた法改正も実施されます。

水中ドローンも同様に、趣味や産業目的における普及拡大に伴う法整備が進められる可能性があります。

水中ドローンの場合は港や海の保安を目的に制定された「港則法」や「海上交通安全法」に関わってくると考えられます。

水中ドローンを潜らせる場合、許可や申請は必要?

空中ドローンの場合は飛行方法・飛行場所によって許可申請を行うことが義務化されています。

その一方で、水中ドローンを操作するにあたり「許可申請が必要」とは現時点でどの法律にも明記されません。

現在のところ必要はないが、事前に水産庁や海上保安庁へ確認を

水中ドローンの操作に関して直接的な規制は設けられていないにしても、先述の通り港や海は「港則法」や「海上交通安全法」という法律で安全が保たれています。

水中ドローンを操作することで船舶の交通安全に影響を及ぼすリスクは多少なりとも生じます。

そのため、港や海上で使用する場合は海上保安庁へ事前に問い合わせておいた方が無難です。

また、水産庁から公開されているガイドラインを遵守する、河川で操作する場合は管轄の河川事務所へ問い合わせる…など、用途に応じて関係機関へ確認を行いましょう。

参考:遊漁の部屋(水産庁) 

水中ドローンを選ぶ際は用途に適したものを選ぼう

水中ドローンは様々な用途に活用することができ、どんな使い方をするかによって適しているものが異なります。

ここでは、「水中撮影」「釣り」「点検・測量」に適したドローンの選び方をご紹介いたします。

水中映像の撮影で活用する場合

水中映像の撮影においてまずチェックしておきたいポイントは、ドローンに搭載されているカメラの「解像度」です。

カメラの解像度は、主に以下のような数値で表されています。

・4K:4,096×2,160・フルHD:1,920×1,080・HD:1,280×720・SD:720×480

数値が大きいほどきれいな画質の映像を撮影することが可能です。

上記を踏まえて、「趣味(個人)で撮影する場合」と「ビジネス目的で撮影する場合」はどのような水中ドローンを選ぶべきかご紹介していきます。

趣味(個人)で水中映像を行う場合

個人が趣味で水中映像の撮影を楽しむ場合、「フルHD画質」以上のカメラが搭載されている水中ドローンがおすすめです。

特にYouTubeなどで映像を投稿する際はフルHD画質が主流とされています。

趣味目的でも映像を誰かに見てもらいたい方は、フルHD以上に対応しているかチェックしておきましょう。

また、潜水距離は30m程度、稼働時間は60分程度あればレジャー用としては十分なスペックと言えます。

ビジネスとして水中映像を行う場合

商業目的の映像撮影に水中ドローンを用いる場合、画質は4K以上に対応した高性能カメラを搭載している機体がおすすめです。

また、より自由度が高く映像表現の幅を広げやすくするためにも、水平・垂直・上下と360°の姿勢制御に対応したものを選ぶと良いでしょう。

釣りで活用する場合

水中ドローンの中には「魚群探知機」や「給餌機能」が搭載された機体もあり、釣りのサポートアイテムとして大いに役立ちます。

ここでは、水中ドローンを用いた釣りを行う場合にどのような機体を選べば良いのかを「個人的な趣味目的」と「ビジネス目的」に分けてご紹介いたします。

なお、釣りにドローンを用いることのメリットや法規制などはこちらの記事にて詳しく解説していますので、併せて参考にしてみてください。

KW「ドローン 釣り」記事へ誘導

個人で釣りに水中ドローンを活用する場合

個人的な趣味で釣りをしたい場合は、以下の2点に注目すると、初心者でも気軽に楽しむことができるでしょう。

・シンプルな操作性であるか
・コンパクトで携帯性に優れているか

水中ドローンの価格は、ピンキリではありますが、5万円程度で販売されている機体もあります。

初心者の方は、上記2点を踏まえ、リーズナブルな価格のドローンを選ぶと良いでしょう。

とはいえ、リーズナブルな機体はその分潜水可能距離や稼働時間は短い傾向にあるので、注意が必要です。

ビジネスとして水中ドローンを釣りに活用する場合

商業目的の釣りであれば、高性能な「魚群探知機能」が搭載されている機体を選ぶことが重要です。

また、より深い場所に生息する魚を釣りあげたり、生息状況を確認したい場合は潜水可能距離も必ず確認しましょう。

中には100mもの深さまで潜水可能な機体もあり、潜水性能に優れていれば釣りだけでなく水中産業において活躍の幅は大いに広がることが期待できます。

海洋構造物・船の点検、測量で活用する場合

水中での点検業務に水中ドローンを使用する場合は、ハイスペックな期待が必要になります。

例えば、以下のような機能などがあると良いでしょう。

・設備や船の様子をリアルタイムで鮮明にモニタリングするためのカメラ機能

・姿勢制御
・機動力に優れている
・潜水可能距離が長いもの

また、現時点では活用事例が少ないですが水中の測量業務にも水中ドローンの活躍が期待されています。

測量を行う場合の水中ドローンは、「グリーンレーザー」という水を透過するレーザー照射機能を搭載している点が特徴です。

用途別おすすめの水中ドローンはこれ!

おすすめの水中ドローン機種を、「水中映像撮影」「釣り」「点検や測量」の用途に分けてご紹介いたします。

水中映像の撮影におすすめの水中ドローン

サブマリナーカメラ(Ccp)

カメラ付き超小型ヘリ「ナノファルコンデジカム」などを販売しているCCP製の水中ドローンです。

機体の前方にカメラが搭載されており、金魚や熱帯魚などを飼っている水槽内での撮影におすすめなドローンとなっています。

また、水温50℃以下であれば浴槽や家庭用プールでも使えるコンパクトサイズとなっているので、趣味目的の撮影に水中ドローンを使いたい方におすすめです。

ミニマリアナ潜水艦(Thor Robotics Inc)

潜水艦の形をした可愛らしいデザインが特徴的な、カメラ付き水中ドローンです。

35,000円と水中ドローンとしてはかなりのお手頃価格でありながら、フルHD以上の撮影にも対応しています。

赤外線暗視システムと高輝度LEDライトも搭載されているので、水中の暗い場所でも映像を撮影することができます。

潜水可能距離は3mとなっているため、親子で海中や川の中に生息する魚などを撮影して楽しむといった使い方がおすすめです。

BIKI 水中ドローン(ROBOSEA)

最大潜水可能距離60m、4Kカメラ搭載という高性能な魚型水中ドローンです。

魚のように尾ひれにあたる部分をフリフリと揺らしながら泳ぐ様も可愛らしく、操縦するだけでも楽しむことができる水中ドローンと言えます。

スクリューで作動する一般的な水中ドローンよりも魚を驚かせにくいため、魚たちのありのままの姿を至近距離で捉えた映像の撮影も容易です。

付属のリモコン、専用アプリをインストールしたスマホから操縦することができます。

GLADIUS MINI 水中ドローン(Chasing-Innovation Technology)

最大潜水可能距離は100mという、優れた潜水機能と4Kカメラを搭載した水中ドローンです。

映像を撮影・記録することはもちろん、同時に最大3つの端末に接続してリアルタイムに映像を確認することもできます。

また、潜水艦のような流線型のフォルムと5つのスラスターにより機動力と安定性も兼ね備えておりスピーディかつ大胆な潜航でもハイクオリティな映像に仕上げることができるでしょう。

BW Space Pro 4Kモデル(Youcan Robotics Japan)

水中ホバリング・自動方向修正・自動調光機能などの充実した性能に加え、4Kカメラも搭載した高機能水中ドローンです。

カメラは2倍・4倍・6倍という三段階のズームが可能となっており、遠距離でも鮮明な映像を簡単に収めることができます。

また、9600mAhの大容量リチウム電池を採用しており、3~5時間もの長時間使用が可能な点も特徴です。

専用アプリをインストールすればスマホから水中映像をリアルタイムに確認できる他、VRゴーグルにも対応しているためまるで自分自身が潜水しているかのような没入感のある映像を楽しむこともできます。

釣りで活用する場合におすすめの水中ドローン

PowerRay(PowerVision)

搭載されたソナーにより、魚の有無・水温・深度などを確認することができる水中ドローンです。

釣りやダイビングのサポートはもちろん、点検業務や漁業まで幅広いシーンで活躍する性能を持っています。

カメラは4K画質に対応しており、コントローラーにスマホを接続すれば1080pのリアルタイムストリーミングが表示されます。

1度の充電で最大4時間の稼働が可能というパワフルさも魅力です。

PowerDolphin(PowerVision)

独自の4Kダブルジョイント式可動カメラを搭載しており、132°の広角レンズで水上や水中など様々な視点からの映像を撮影できる水中ドローンです。

PowerVision製の魚群探知システム「PowerSeeker」ソナーも装備可能で、Vision+アプリと併用すれば航路選定や速度調整が可能。

その他、指定された水域の水中地形図を自動的にスキャンして正確な水中データを得ることができます。

趣味としての水中映像撮影はもちろんのこと、釣りやダイビングなどビジネス目的の活用でも役に立つ機種です。

‎F1(‎CHASING DORY)

GPS機能を活かして複数の釣りスポットを登録・追跡することが可能で、魚群探知機を使いながら効率的に釣りを楽しむことができる水中ドローンです。

フルHDに対応した水中カメラを搭載している他、深い水底や夜釣りにおける魚の確認も可能となるナイトビジョン機能・LEDカメラも備えています。

機体はスマホやタブレット端末と接続することで、ラジコン感覚で簡単に操作することが可能です。

ただし、海水には対応していないため、淡水のみでしか使用できないという点は注意しましょう。

海洋構造物・船の点検、測量で活用する場合におすすめの水中ドローン

MOGOOLシリーズ(JOHNAN株式会社)

産業用として開発された水中ドローンシリーズで、漁業や測量、点検、土木業など様々な業種で活用することができます。

ベーシックモデルの「MOGOOL」における最大潜水可能距離は100m、より高性能でオプションが充実している「MOGOOL-PRO」は最大1,000mまでの潜水が可能です。

ベーシックモデルは1人で持ち運びが可能な小型サイズとなっており、高出力かつ6スラスターで機動力も十分、前後・上下・左右と自在に動くことができます。

「PRO」はベーシックモデルの性能に加え、海流や波への耐性に優れているため点検や測量などの作業における精度が向上。

同様の性能で3種類のサイズが展開されているため、用途により適したものを選ぶことができます。

CHASING M2 PRO(CHASING社)

同社にて販売された産業用水中ドローン「CHASING M2」のアップグレード版となっており、よりパワフルなモーターが搭載された軽工業用向けの機種です。

8基のスラスター搭載による360°移動を実現しており、ワンタッチで好きな姿勢へ正確なホバリングが可能となるため、狙った視点の映像を的確に撮影することができます。

最大潜水可能距離は150mで最大稼働時間は5時間となっているため、より深部まで長時間の撮影や点検の実施が可能です。

FIFISH V6 PLUS(ジュンテクノサービス他)

産業用水中ドローンとして開発された「FIFISH V6」のアップグレード版で、従来の高い機動性を継承しながら産業用機能がさらに充実しています。

正面に搭載された2つの距離ロックソナーで常に対象物を等間隔で撮影することができます。

また、自動航行システムとの併用で直接操縦しなくても、水中の点検を効率的に実施できる優れものです。

最大潜水可能距離は150m、最大可能時間は6時間となっています。

QYSEA FIFISH V6(QYSEA)

最大潜水可能距離100m、360°全方向に移動可能、4K30fpsのUHD映像とフルHD120fpsのスローモーション撮影に対応した高性能水中ドローンです。

最大で4.5時間の稼働時間となっており、ビジネス活用においても申し分ない性能を備えています。

調光可能な4000ルーメンLEDライトも搭載しているため、海中の深く暗い部分も鮮明に映像として収めることができます。

一般的な水中撮影はもちろん、点検作業にも適した機種です。

水中ドローンに関するよくある質問

水中ドローンに関してよくある質問を、回答と一緒にまとめました。

水中ドローンをレンタルできる会社はある?

空中ドローンと同様、水中ドローンのレンタルも行っているレンタルサービスは多くあります。

レンタルサービスによって水中ドローンを専門に取り扱っているところや企業にのみレンタルを実施しているところなど対応に違いがある他、品揃えの充実性も異なります。

利用を検討している方は、複数のレンタルサービスをリサーチしてサービス内容を比較してみると良いでしょう。

レンタルする場合、値段はどれくらい?

レンタル料金の設定はレンタルサービスにより異なりますが「1日につき〇〇円」とされている場合が多く、詳細な金額についてもレンタルサービスや機種によって変動します。

例えば「FIFISH V6」であれば1日20,000円~、「PowerDolphin」は1日12,000円~程度がおおよその相場とされているようです。

DJIの水中ドローンはある?

2021年12月現在、DJI社製の水中ドローンは販売されていません。

水中ドローンはどこで販売していますか?

水中ドローンはドローン専門店やAmazon・楽天といったECサイト、フリマアプリなどで購入可能です。

レジャー用の機種であれば上記のうちどこでも気軽に購入することができます。

しかし、産業用機種の場合は、メーカーに直接問い合わせなければならない場合もあります。各メーカーの公式サイトを確認しましょう。

水中ドローンを自作することはできる?

ドローンの組み立て経験や専門知識があれば、水中ドローンも必要なパーツを揃えて自作することが可能です。

とはいえ、1つずつパーツや材料を集めていくには手間がかかります。

手軽に水中ドローンを自作したい方、ドローンの組み立て経験に関して初心者の方は予め必要なものが揃っている「組み立てキット」をおすすめします。

水中ドローン用の部品を揃えるなら「水中ドローン社」がおすすめ

浅海域における水中ロボットの開発や販売などを行う「水中ドローン社」では、公式オンラインストアにて豊富な種類のパーツやアクセサリーも販売しています。

水中ドローンの製作に特化した品揃えとなっているため、パーツ一つ一つにこだわって選びたい方はチェックしてみることをおすすめします。

水中ドローン社公式ストア 

水中ドローンは今後急速に拡大か!?

水中ドローンは点検や測量、海洋調査など水に関わる産業活用に大きな期待を寄せられています。

しかし、先述の通り電波が伝わりにくいため産業用の機種は有線で操縦する場合が多く、空中ドローンよりも扱いやすさは後れを取っていると言えます。

そのため、今後の水中ドローンの普及を拡大させるためには水中でも安定した無線通信が可能となる技術開発が課題とされているのです。

水中での無線通信手段として「光」に注目集まる

電波が伝わりにくい水中での無線手段として注目を集めているのは、先ほども触れた「グリーンレーザー(可視光)」と言われています。

水中に置ける無線通信と言えば音響通信が一般的でした。

しかし、映像などの大容量なデータを送受信するために必要な速度に及ばず、リアルタイムに映像を確認する必要がある点検作業などに無線通信を用いることは困難とされていました。

2020年2月に島津製作所より製品化された水中無線通信装置「MC100」の登場により、水中における無線通信の可能性が見えてきています。

「MC100」は人の目で視認できるレーザー光である「可視光」を利用した光モデムで、他の電磁波より水中で減衰しにくいという特徴があります。

通信距離は10mと短いですが、通信速度は映像の送受信に申し分ない95Mbps以上です。

新しい無線通信手段が活用されることで、よりビジネス拡大も予想される

上記の「MC100」は1500万円での販売とコストがかかるため、普及拡大にはまだまだ時間を要するものと思われます。

しかし、この技術が進化していけば無線の水中ドローンを産業活用する社会の実現も夢ではないでしょう。

また、長時間の作業における潜水中のワイヤレス充電を可能とするために、情報通信を行う給電ステーションの設置についても世界中で研究が進められています。

水中産業の無人化に向けた技術の進化、それに伴う水中ドローン市場の動向は今後も注意深く観察する価値があると言えるのではないでしょうか。

まとめ

遠隔操作で水中を自在に動き回る水中ドローンは、水中映像の撮影や釣りといったレジャー目的だけでなく、産業活用においても活躍できると期待されています。

すでに産業用の水中ドローンも様々な種類が出回っていますが、現時点での通信技術では有線でなければ操縦が困難であるのが現状です。

しかし「可視光を用いた無線通信」という新たな技術の登場により、水中の深部でも無線で操縦できる水中ドローンが登場する未来もそう遠くはないと言えます。

技術の進化に伴う水中ドローンの普及拡大は期待できるものとして、今後の動向に要注目です。

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