ドローンが飛行可能な場所は?飛行できる場所とそうでない場所の特徴

更新日: 2018.05.10 公開日: 2017.12.09
img

さまざまな規制によって、特に都内などではかなり飛行場所が限られてくるドローン。一体どこで飛ばせばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ドローンが飛行可能な場所を選ぶ基準と、場所の探し方について解説していきます。

 

ドローンを飛ばしてはいけない場所

まず、ドローンを飛ばしてはいけない場所を整理し、「一体どこならドローンを飛ばしていいのか」を明らかにしていきましょう。まず、ネックとなるのは航空法ですね。航空法では、以下のような場所ではドローン全面禁止となっています。

・人口集中地区
・空港・重要文化財・重要施設から300m以内
・地上から150m以上

それでは、ひとつずつ確認していきましょう。

 

人口密度が4,000人/km2以上の人口集中地区(ブラウザやアプリで確認可能)

この人口集中地区は、おおむね都内全域や、県庁所在地など街の中心部が該当します。そうした場所ではドローンは原則飛ばせないと考えて良いでしょう。また、人口集中地区内では、たとえ自分の所有する私有地であっても許可が必要です。

 

空港や、重要文化財・重要施設から300m以内

空港や重要文化財などの周辺では飛行できません。とはいえ、この周辺で飛行させる人はあまりいないでしょう。覚えておく程度でOKです。

 

地上から150m以上

これに関しても、趣味で楽しむぶんには150mも飛ばすようなことはありません。高く飛ばしすぎると電波も届きにくくなってしまいますので、気をつけましょう。

上記3つでは原則として飛行不可能です。この情報は、以下のフライトマップやアプリで確認できますので、参考にしてみてください。

参照:DJI 安全飛行 フライトマップ

 

ドローンを飛ばしていい場所

それでは、上記を踏まえてドローンを飛ばしていい場所を探していきましょう。飛ばすことができるのは、

・人口集中地区でない
・空港や重要施設から離れた場所
・地上から150m以下

が原則です。これに加え、「日中から日没まで」の間に「ドローンが目視できる範囲内」かつ「人や物から機体が30m以上離れている」場所という条件も加わります。

ただし、都市部の公園など、これを満たしていても行政によって原則禁止のケースがある他、私有地の場合はもちろん許可が必要になります。くれぐれも飛行可能かどうかは都度確認するようにしましょう。

 

ドローン自体の重量が「200g未満」なら規制対象外

この航空法は、「総重量が200g以上のドローン」に適用されます。200g以下のドローンは墜落しても危険が少ないとみなされ、上記事項の適用外です。ある程度は自由に飛ばせると考えてよいでしょう。

ただし、首都圏の公園は重量の分け隔てなく原則禁止となっていることが多いですし、私有地で飛ばした場合、また別の問題になってきますので注意してください。ルールを守り、ドローンを飛ばす場所を選ぶようにしましょう。

 

グラウンドや河川敷のような広い場所、山中、あるいは私有地などが最適

上記の条件を満たすのは、よく言われる例として河川敷や山中などが考えられます。私有地があるならばそこが一番良いでしょう。近年では、私有地をドローンフィールドにして貸し出している屋外練習場も増えてきており、足を伸ばせばドローンの練習ができる場所が少しずつ増えつつあります。

 

まとめ

飛行場所が限られるドローン、なんとか近場で練習できる場所を見つけたいものです。なるべく多く飛ばせるよう、フライト可能な場所の情報は積極的に集めてみましょう。

近くにドローン関係のコミュニティがあるなら、そこにいけば良いドローン練習場所を知っている人に出会えるかもしれません。ネットだけでなく、人づてに情報を集めていくのも良いやり方です。

ぜひとも、良いドローンの練習場所を見つけて、ドローンライフを楽しんでください。

 

====

最短2日で取得!業界プロによる実践的なレッスンにより効率的な資格取得が可能です。

レッスンの受講が可能なお近くの国内ドローンスクールを「DroneSchool.net」でさがそう!

====

利用目的からドローンに
ついて知る