大手企業インテルはDCコミックスの実写映画「ワンダーウーマン」のブルーレイ発売記念イベントのために、夜空を美しく照らす300機のドローンによるライトショーを開催しました。
インテルは兼ねてより同社が独自開発している「Shooting Starドローン」を通じて、従来のドローンの機能とパフォーマンスを限界を超えた今までにない光のエンターテインメントを観客に提供しています。
これらのドローンと光の組み合わせを用いて、映画に登場したワンダーウーマンや様々なキャラクターを夜空に映し出し、ドローン操縦士は女性スタッフのみが担当しているとの事です。
特に注目すべきは、Shooting Starドローンは軽量・小型で小回りの効く操縦が可能なドローンで、万が一墜落しても周囲の人間に怪我をさせないような機能が組み込まれている点です。
ドローンのローター部分は保護パーツで覆われていて、本体のボディ部分はプラスチック製。また、今回のショーでは観客のプライバシー配慮のためにカメラを搭載しない形です。
2016年11月にもフロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでドローンのライトショーを開催していて、ドローンとアートの進化を示してくれています。
ドローンによって表現される光のアートは、従来の花火を用いた芸術表現の大きな代替物になることが予想され、以前よりも予算も抑えて、花火によるゴミの削減効果も期待できます。
ドローンの光のイルミネーションが空を駆け回ることで、地球環境にも優しく、エネルギー消費を抑えた夜空のショーを楽しめます。
また、花火それ自体は一度夜空に花を咲かせてしまえばそれで終了ですが、ドローンなら自由自在に色を変えながら夜空をライトアップすることも可能です。