消防機関によるドローン活用事例!行方不明者への活用も考えられます!

更新日: 2017.10.14 公開日: 2017.10.14
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富山県の砺波地域消防組合(本部・砺波市)は、9月22日に小矢部消防署(小矢部市)でドローンを用いた大規模な捜索救助訓練を行いました。

富山県内部の多くの消防機関はドローンを通じた救助活動への活用方法に大きな関心を寄せており、同県の氷見市消防本部も先んじて5月にドローン導入を決めています。

消防活動にドローンを利用する動きは昨年から強くなっていて、県消防学校が2016年に初めて実地したドローン操縦の研修には消防機関関係者らが多く参加しています。

これらの動きから見ても、消防機関へのドローン導入は増える傾向にあると考えれます。

小矢部消防署(小矢部市)が行なった捜索救助訓練は、救助対象者が水難事故、車の転落事故に巻き込まれた時のケースを想定して行われました。

近年のドローンには高精細・高性能のカメラが備え付けられていているおり、上空からドローンを通じて救助現場の状況を詳しく知るためにも使われています。

ドローン操縦士となる小矢部消防署の藤井宏年・消防司令補(37)は「ドローンを使うことで、早期に救助の戦術を立てやすくなり、救出時間の短縮につながる」と言及しています。

また、「今日はほぼ無風で条件が良かったが、夜間や強風下での操縦に備え、訓練を積み重ねたい」とも語っており、ドローンが災害現場、救助現場にて大きな成果を上げることを感じさせます。

富山県でドローンが配備されているの消防機関は「砺波地域消防組合と氷見市消防本部」のみで、行方不明者の捜索・救助活動などにもドローンを使用すると考えられ、ドローンと消防機関との相乗作用が期待されます。

 

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