MM総研が行なった「ドローン国内市場規模調査」によると2021年の国内ドローン市場は1,676円に拡大すると見込まれます。
また、矢野経済研究所の「ドローン世界市場調査」では2020年までに世界ドローン市場は2兆2,814億円にまで伸びると予測されています。
国内外でのドローン(無人航空機)の企業、個人での利用はますます増大し、特に中国がドローンの世界的シェア7割を獲得しています。
では、なぜ日本国産のドローンが世界市場に受け入れられていないのか。
それは、中国のドローンメイカーが地道なドローン開発と改善を行い続けることで、世界市場で受け入れられたことが大きな要因です。
中国を中心としたドローンメイカーはまず作って売って、市場の反応を見ながら素早く商品を展開しています。
反面、日本では常に完成度の高さを意識したオーバースペックのドローンを売り出すことから移り変わりの激しいドローン市場に追いつけていない側面があるようです。
また、国内ドローン市場での総出荷台数は多くて10万台程度で、スケール感もなく、売り上げ台数もそこまえ見込めない為に、商品展開が難しいとのことです。
ただし、日本の農業などの一次産業とのドローンの相乗効果は高い傾向にあり、それらの市場に対してドローンを活用させる方向性は以前として残されています。