おもちゃのドローンを子供に買い与える時、親として気をつけたいポイントは!?

更新日: 2017.10.08 公開日: 2017.10.08
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2015年頃から各メディアに取り上げられ、今や大人気のドローン。個人で持つことも可能ですが、もし子供が欲しがっている場合、おもちゃとして買い与えることはできるのでしょうか?その時、親として気をつけたいポイントとは…?

 

「子供にドローンを買ってあげたい」その前に!

リモコンで機体を操作するドローンにラジコンのようなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

しかし、クルマや戦車、船などのラジコンは前後左右にしか動かないのに対して、ドローンは空中に飛ばすことができて上下の動きが発生する上に、リモコン操作を停止しても電源が入っている限りは飛行し続けてしまいます。

これが何を意味するかというと

・操作性が難しい

ということです。せっかく子供におもちゃとしてドローンを買い与えても「操作が難しい」と飽きられてしまう可能性があるということも覚えておきましょう。

また、ドローンは電波で機体をコントロールしていますので、電波が届かない距離に飛んでしまうと操作不能となります。

誰もいない地面に落ちたり、木に引っかかったりする分にはまだ良いのですが、他人の敷地に入ってしまったり、第三者に危害を与えてしまったりすると警察沙汰になってしまう可能性がありますので、遊ぶ場所には十分に注意しましょう。

そしてもう一つ、上下の動きが発生するということは、地面を走るクルマのラジコンのように、誤ってぶつかる身体の箇所が「足」にだけではなく「全身」が対象になってしまうということも覚えておきたいところです。他人の顔などにぶつける可能性もあるため、人のいる場所での利用は避けるべきです。

もちろん、これらを把握した上で遊べばとても楽しいもので、もしかすると将来「ドローンパイロットになりたい!」なんて夢を抱いてくれるかも知れません。

そのためにも、今回ご紹介するリスクや親として押さえておきたいポイントをしっかりと把握しておきましょう。

 

ドローンで楽しく遊ぶために親が押さえておきたいポイント3つ!

実際にドローンを買ってあげて、いざ遊ぶ!となった時に、親として押さえておきたいポイントがあります。

(1)必ず親と一緒に遊ぶことをルールとする
外で遊ばせる時は、必ず親と一緒に遊ぶということを厳守させることが大切です。大人であれば危険予知もできますし、とっさの回避や中止などの判断もできます。万が一他人に危害を加えてしまった場合もきちんとした対応ができます。

子供同士ではトラブルの元になる可能性が非常に大きくなりますので、たとえ友達や友達の親と一緒であっても飛ばしてはいけないというルールを決めておきましょう。

 

(2)制限が少ない200g未満のドローンにする
ドローンには様々な種類がありますが、「200g未満」という一つの基準を覚えておきましょう。これは、航空法による規制が「200g以上」のドローンと比べると極端に低く、また国土交通省への申請なども不要なためです。

200g未満と軽量であるため、万が一、他人と衝突しても被害が軽くて済む可能性が高くなりますし、費用の面でも200g以上のドローンより安く手に入りますので「墜落させて壊してしまったら…」という不安も少なくて済みます。

ただし一点だけ注意したいのが、200g以上の高価なドローンの方が操作性・安全性などの面で優れていますので、それらと比較すると若干操作が難しいものがあり、操作に慣れるまでにある程度の時間を要するかも知れません。

 

(3)ドローンを飛ばす際の「マナー」を把握する
航空法での規制が少ないとお伝えしましたが、とは言っても当然マナーがあります。代表的なものを挙げてみます。

・国の重要機関
・飛行場や空港
・線路や踏切、駅
・幹線道路、高速道路など交通量が多い道路
・高圧電線、電力施設、その他公共の施設
・イベント会場や公園など人が多いところ

これらには近づかないようにしましょう。

さらに飛ばしている最中は

・私有地に入らない(操縦者はもちろんドローンの侵入もNG)
・他人にカメラを向けない(プライバシー侵害の危険性あり)

ということも大切です。

そのほか、詳しいルールについては国土交通省のページをご確認ください。

国土交通省
無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール

ヘルプデスクもありますので、不明な点は事前に確認しておくと良いでしょう。

 

初心者にオススメのドローン3選+αをご紹介!

ドローンには色々な種類がありますので、どれを買って良いのか迷ってしまう方も少なくありません。

ここでは、初心者向けで比較的操作しやすく、おもちゃとして楽しめるドローンをご紹介します。

■Holy Stone
X300c
販売価格:9千円~1万円程度
機体重量わずか104g、操縦可能距離も50m~100mと初心者が屋外で遊ぶにはもってこいのドローンです。

■Holy Stone
HS200
販売価格:1万3,000円前後
機体重量116g、操縦可能距離50m~100mです。初心者向けの中では比較的高価ですが、安定性、操作性、機能性いずれもバランスが良く遊びやすい1台です。

■Holy Stone
F181C
販売価格:1万円程度
機体重量は134gとこの中では最も重いドローンですが、操縦可能距離は50m~100mに加えてバッテリーが2個、プロペラガードも付いていますので安全性も高くなっています。

そして+αとしてこちらもオススメです。

■Holy Stone
HS170
販売価格:5,000円~6,000円程度
機体重量42g、操縦可能距離は40m~60mですので、室内練習用にもピッタリ(もちろん屋外でもOKです)!屋外デビュー前の練習用には最適な1台です。

このように、200g未満のドローンであってもその楽しさを体感するには十分なものばかりです。ルールや注意点をしっかりと守って、ぜひドローンの魅力を体感してください!

 

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