<イギリス>英国防省、ドローン排除システム導入に多額の資金を投入

更新日: 2017.09.29 公開日: 2017.09.29
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ドローンを活用していこうとする人々がいる一方で、意に沿わないドローンの侵入をいかに防ぐかについては軍事から法執行、私的な事情も含めて悩みのタネになっています。そんな中、イギリス国防省はドローン対策に2000万ポンド(約30億円)もの巨費を投じようとしています。

 

イギリス軍とドローンといえば今年8月、停泊していた最新鋭の空母HMS Queen Elizabethに一般人の操作するドローンが無断着艦した事件が記憶に新しいですが、国防省からの緊急要請は9月に入ってからのものであり、やはり無関係ではないかもしれません。

 

イギリスではすでに大型の無人航空兵器対策として「Dragonfire」と呼ばれるレーザー砲を開発中ですが、再発射までのエネルギー充填時間の長さなどから小型のドローン対策としては効果が薄いと見込まれています。

 

今回の対策要請では「220km程度の距離にある、重量が2150kg程度のドローンを識別し、撃破することができる」など、民間利用のドローンも撃破対象に含めたと思われる内容で厳しく要件が定められています。

直接ドローンを撃墜する対策は民間利用では考えにくいですが、識別技術などが活用される可能性は高いと思われるため、今後の展開が気になるところです。

 

『本記事はリンク先の記事を参考に作成されました 参考:https://www.theregister.co.uk/2017/09/25/mod_anti_drone_system_20m/』

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