民間軍事会社であるDuke Robotics社が、シンプルにして危険な戦闘用ドローンのコンセプトを発表しました。
その戦闘用ドローンは機体の下部に機関銃やスナイパーライフル、またはグレネードランチャーといった火器を搭載するための改造が施されており、通常はドローンのカメラによる撮影がブレるのを防止するために用いられる「ジンバル」が、射撃時に銃を安定して保持するために利用されています。
以上のように、この戦闘用ドローンを構成する要素はいずれも現行の技術の組み合わせでしかなく、その気になれば明日にでも実物が組み上げられかねない類のものに見えます。
しかし、現実には「ただ飛び立ち、攻撃を終えて戻ってくる」ことを実現するだけでもかなりの技術的改良が必要となると見られており、同社が実際に軍と共同で運用テストを行っていると主張しているとしても、すぐに実戦投入されるとは考えづらい状況のようです。
この戦闘用ドローンのコンセプト自体は同社の投資戦略に組み込むためのプロモーションでしかないというのが大勢のようですが、いつかはどこかで実現するかもしれないと考えると背筋が冷える思いがします。
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