ドローンは航空法で規制され、条件によっては申請で飛行許可を得る必要がある。
人口集中地区を飛行させる際にも申請が必要だが、首都圏はほぼこれに当てはまってしまうため、飛行できる場所は非常に限られる。
ちなみに、私有地であったとしても人口密集地区になっていれば、申請はしなくてはいけない。たとえそれが大邸宅であっても、申請許可がなければ庭でのドローン飛行はNGとなる。
さて、このような事情でドローンを飛行させる場所は数少なく、首都圏でドローン飛行の練習となると探すのは困難を極める。
首都圏から通えるほどの距離にあるドローン練習場はいくつか存在するが、その中で少し異色なのは、茨城県古河市のドローン練習場で、誰でも無料で利用できる。この練習場はなんと市営なのである。
ドローンが脚光を浴びている今、ビジネス利用としてスキルを得たいと考える人や、ホビー目的でドローンを触ってみたい人が確実に増えている。このようなニーズに応じるために、ドローン練習場は今後ますます増えていくと考えられる。
つい先日も、DJI公認ドローン屋内飛行場が東京都葛飾区にオープンしたという報があった(参考:「DJI公認屋内飛行場「DJI ARENA BY JDRONE TOKYO」が21日オープン」)。
地方自治体も民間も、多くのドローン操縦者を受け入れる段階に入ってきたということだろう。
ドローン練習場が少ない現状では、「ドローンを飛行させられるだけでありがたい」という感想になりがちだろう。しかし、しばらくして練習場自体が増えてくれば、サービスや施設などの特色を加味して、ユーザーが練習場を選ぶ段階に突入するだろう。