ドローンの自動操縦とセンサーの話③

更新日: 2017.10.16 公開日: 2017.10.16
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「ドローンは人間の仕事の肩代わりをしてくれる」ということがよく言われるが、事実ドローンは人間の五感に近いものを獲得していっている。

ドローンの自動操縦とセンサーとの関係は以前の記事でも述べたが、従来の機体のバランスを保つための制御装置とは少々趣の異なるのが、画像認識技術の存在である。

将来的にドローンが空を自由自在に飛び回る状況になれば、当然のことながら複数のドローンが同時に飛行しているということになる。だから、ドローン同士の衝突を避けるための技術が欠かせない。

そこで頼りなるのが、画像認識技術、すなわち視覚センサーだ。視覚センサー搭載のドローンは、ドローンがあたかも目を持っているかのように自分の位置を確認し、お互いを避け合うことができる。

以前、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が、宇宙ステーション内を飛行するドローンを開発し、その見た目が有名なアニメのキャラクターに似ているとのことで注目を集めた(参照:「JAXAがハロのような球体ドローン発表 宇宙船内作業効率化へ」)。が、こちらの機体は撮影用とは別のカメラを持ち、船内のどこにいるかを認識するという視覚を持っているドローンだということもまた注目すべきことだったのである。

「ドローンの自動操縦とセンサーの話①」はこちら

「ドローンの自動操縦とセンサーの話②」はこちら

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