ドローンの自動操縦とセンサーの話②

更新日: 2017.10.15 公開日: 2017.10.15
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小型で安価なドローンの自動制御装置、それが「ジャイロセンサー」だ。

これは実はあなたのお手元のスマートフォンや、デジタルカメラにも搭載されている。ごく簡単に言うと、ジャイロセンサーは回転を検出して把握するセンサーである。

スマートフォンを回転させることで、画面の向きが変わるのはジャイロセンサーが認識するおかげで、カメラの手ぶれ防止機能にも使われているというわけだ。

ジャイロセンサーで検知されたデータを基にして、モーターの動きに反映して機体を常に水平に保つ――これがドローンの自動制御なのである。

しかし、たとえば今後ドローンを使った配送などを実用化させていくためには、複数の装置を組み合わせて自動操縦をより高度にし、仕事の確実性を高めなくてはいけない。

そこで、今後はドローンに画像処理用のカメラを搭載し、障害物認識を行って回避するなどといった、視覚的なセンサーが標準搭載されていくようになるだろう。その研究開発は着々と進んでいる(参照:「ドローンの可能性を拡げた視覚センサとは①」)。

「ドローンの自動操縦とセンサーの話①」はこちら

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