ドローンの自動操縦とセンサーの話①

更新日: 2017.10.14 公開日: 2017.10.14
img

ドローンの特徴を語る上で欠かせないことの一つが「自動操縦(自動制御)」だろう。

自動操縦は、安定した飛行を行うためには欠かせない技術であり、かのライト兄弟もこの技術については研究を重ねていた。完全な自動操縦が可能になれば、飛行機の普及に貢献すると考えたためである。

しかし、それよりも機体を安定化させるという観点から見て、自動操縦の技術は重要なのである。特にドローンのような小型のマルチコプターではなおさらだ。

だが、実際にはライト兄弟の飛行機の時代から、現在の自動操縦の形になるには歳月を要した。自動操縦を行うには、機体がどのような姿勢を取っているのかを検出するシステム作りが必要であり、これが第二次世界大戦を挟んで中断と再開発とを繰り返したためである。

現在ドローンの機体のバランスを取るために備わっている自動制御装置としては、半導体センサーが使われている。小型かつ安価なため、ホビー用のトイドローンにももちろん搭載されている。

利用目的からドローンに
ついて知る