ロボコンこと「ロボットコンテスト」は、言うまでもなくロボットによる競技大会である。
本来のロボコンに馴染みがなくとも、10年以上前にロボコンをモチーフにした映画が作られたため、そちらを思い出した方もいるかもしれない。
ある課題を与えられた参加者が、それをクリアするために自らが製作した(或いは市販品を改造した)ロボットを持ち寄るのがロボコンだ。
さて、ロボコンは世界中で開催されており、そのコンテストごとに特色がある。
たとえば自動運転車レースだったり、水中ロボットの競技であったりさまざまである。
空の産業革命をもたらすと言われるドローンが注目されている現在では、当然のことながら飛行ロボットを使ったロボコンで熱戦が繰り広げられるというわけだ。
東京都大田区で開催されている、日本学生室内飛行ロボットコンテストもそのひとつだ。 第13回は今月2日、3日にかけて行われた。
主催が一般社団法人日本航空宇宙学会ということもわかる通り、航空産業の人材育成に貢献するために設けられたコンテストである。
一般部門・自動操縦部門・マルチコプター部門・ユニークデザイン部門の4つに分かれて予選と決勝が行われ、その模様はニコニコ動画とYouTubeでライブ配信された。
ドローンのトップシェアを占める中国企業DJIも、ドローンコンテストを開催して話題となった(「中国DJIが学生向けロボットコンテスト開催 若手技術者発掘が狙い」)。今後さらにドローンをはじめとした飛行ロボットの技術と、若い才能の集まるロボコンそのものに熱い視線が集まりそうである。