高齢者の徘徊を阻止!ドローンを使った見守りシステムとは

更新日: 2018.05.08 公開日: 2017.09.25
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高齢化社会がますます進んでいる日本で、認知症の高齢者患者の徘徊問題が深刻化してきている。事実、日本の行方不明者の多くは徘徊の高齢者なのである。
徘徊によってなんらかの事件事故に巻き込まれる可能性は高まるため、予防策を立てておくことが重要となる。

とは言え、四六時中高齢者に付きっきりというのも現実的ではない。
そこで現在注目されているのが、「見守りシステム」と言われる高齢者の生活を見守るサービスである。

見守りシステムの多くは、センサーやコミュニケーションロボットなどを通じてGPS情報を取得して対象を見守る。そのデータはスマートフォンやタブレット、PCに送信される仕組みである。

そして見守りシステムに活用されようとしているのが、そうドローンである。
対象者を見失った地点のGPS情報を元に、ドローンが飛行し上空から捜索を行うものである。すでにいくつかの企業がこのような実証実験を行っている。

このシステムは徘徊する認知症患者だけではなく、児童生徒の登下校の見守りにも使える。また、遭難者の捜索や、スポーツ大会での参加者の見守りにも一役買うだろう。非常に応用範囲の広いドローンの活用法である。

利用目的からドローンに
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