「ドローンについて勉強したい」
そのように思ったらどうすればいいだろう。
ドローンスクールに通うのか? それとも独学か? 愛好会などを探してみるのか?
いやその前に、そもそも「ドローンについての勉強」ということの意味を自問しなくてはならないだろう。
ドローンの操縦技術を学びたいということであれば、スキルについて学べるスクールに通うのは実に有効だ。
しかし、ドローンそのものというよりも、ドローンと何かの関係について学びたいと思えば、自ずと違った学びの形というのが見えてくるかもしれない。
たとえば、ドローンは今までの人間の仕事を肩代わりしてくれるマシーンだから、これからの「労働」は従来とはまったく違った形となるだろう。となると、こういった問題に興味のある人の学びたいテーマは「ドローンと労働」ということになる。
あるいは、3Dスキャナーを搭載したドローンの登場によって、考古学の世界では「掘らない発掘」が広まりつつある。そのような分野に特に興味のある人は、むしろドローンよりも考古学に惹かれてはいないか。
ドローンの登場によってさまざまな分野に変化が訪れつつある現在は、ドローンを切り口として自らの思わぬ興味を発見する時でもあるのかもしれない。
さて、「ドローンについて勉強したい」というあなたの関心の大もとは、どのようなことにあるのだろうか。