Amazonや楽天といった大企業のドローン業界参入が進んでいる中、「え? あの企業もドローンに目をつけていたのか?」と驚いてしまうような組み合わせもある。
その1つが、Facebookのドローン活用である。もちろんこれは、FacebookがAmazonや楽天と同じく、荷物の配送を始めるという話とは訳が違う。
では、Facebookは一体どのようにドローンを使うつもりなのか?
その答えは「インターネット環境がない地域に、ネット環境を提供すること」である。
事実、ドローンの活用には通信インフラの代わりとしてワイヤレス中継機を搭載して通信網を作るというものがある。
Facebookの作った無人航空機『Aquila (鷲)』も、レーザー光線によるインターネット接続を中継する役割を担う。この機体は太陽光をエネルギーとし、2週間の無人飛行を目指している。
これができればインターネット環境の整っていない地域でも、3ヶ月ほどのインターネット接続が可能になるという。Facebookはそのような地域に、教育・知識や遠隔医療、仕事などを届ける気のようだ。
https://www.youtube.com/watch?v=eOez_Hk80TI
ちなみに、2016年の7月にはすでに『Aquila』の飛行テストが成功している(上記動画参照)。全翼の『Aquila』は多くの人思い浮かべるドローンをの姿とややずれるかもしれない。
ちなみに、通信環境を提供する別プロジェクトとして、軍用機などの製造で知られるLuminati Aerospaceがやはり太陽エネルギーを用いた航空機を開発している。しかしこちらは有人飛行である。