YouTubeやニコニコ動画といった動画共有サービスも、すっかり私たちの生活に根付いた。皆さんも 暇つぶしにユーチューバーの動画を見たり、SNSで流れてきた話題の動画を視聴することもあるだろう。現在は誰もが映像作品を発信できる世界になったのだ。
さて、上記のような背景とドローンへの注目度は無関係ではない。
動画を配信するアマチュアの人々も、「より美しく」「より変わった」「より本格的な」映像作品作りを希求するようになった。
従来にはなかった視点からの映像を作る、しかも、なるべく手軽に。
そこでドローンが注目されているのである。ハンドバッグにも入ってしまうほどのコンパクトなドローンが本格的なカメラを搭載し始めたのは、このような「気軽に、でも美しい動画が作りたい!」という要望に応じたからだ。
現在のドローンの空撮技術と、動画共有サービスとの相性は抜群というわけだ。
とは言え、ドローンには墜落リスクがつきもの。
「コンパクトで手軽に空撮ができる」という点だけに気を取られ、技術が未熟な操縦士が世に放たれるのは非常に危険である。
今後、ドローン空撮に興味を持つ人は必ず増えていく。
ルールづくりはもちろん重要だが、ドローンの操縦技術と正しい知識を習得できる場を増やしていくことも、また急務なのである。