【九州豪雨や熊本地震の被災地をドローン撮影】「国土地理院ランドバード」とは?

更新日: 2017.07.11 公開日: 2017.07.11
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九州北部を襲った記録的豪雨は死者、行方不明者を出し、現在でも捜索と救出活動が続けられている。国土地理院はこの状況を受け、被災地をドローンで撮影した映像をネット上に公開した。

この撮影を行ったのは、国土地理院が持っているチーム「国土地理院ランドバード」である。

さて、彼らは一体何者なのだろうか。

国土地理院ランドバードは、2016年3月16日に111名体制で発足したチームで、その目的は以下のようなものである。

1、ドローン技術者の育成
2、i-Construction(※後述)向けの測量に必要な指導・助言を行う
3、災害時には自らが現場の撮影・測量を行う

「i-Construction」とは、IoT・人工知能(AI)などを建設や測量の分野で活用して、生産性の高い新しい建設現場を目指す取り組みだ。国土地理院ランドバードの発足もこの一環で、ドローンについてのメンバーの技術と知見とを深め、民間との連携を視野に入れながら上記に挙げた活動の本格化を目指している。

このたびネットで公開された動画の撮影は、上記の3に当てはまるもので、2016年の熊本地震でも同様の取り組みがなされた。

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