南海トラフ巨大地震などの災害時の対応を強化するため、今年度から和歌山県警に初めて導入されたドローンの講習会が先月29日、和歌山市木ノ本の県警察学校で開催された。講習会では機動隊員や串本署員ら15人が、ドローンの操縦などについて学んだ。
県警は災害や火災時の被害状況の把握のほか、捜索活動などに活用するため、ドローン2機を導入。機動隊と串本署に配備される。このドローンは最大高度6キロ、時速72キロで、高画質の4K動画が撮影可能という。
講習会では、ドローンの販売元の「NECフィールディング」の担当者が講師を務め、許可や承認が必要な空域があることなどドローンの飛行ルールや機器の取り扱いについて説明。デモフライトに加えて実際の操縦訓練も行われ、コントローラーの操作などを学んだ。
講習会に参加した署員らは、ドローンを使いこなせるよう今後も訓練を重ねたいと話した。
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