兵庫県姫路市の世界遺産・姫路城で14日、香港の50代男性がドローンを無許可で飛行させていたことが19日に分かった。姫路署は航空法違反容疑で男性を事情聴取した。けが人や城に被害はなく、故意ではなかったとのことで、厳重注意にとどまった。
同署などによると、14日午後1時15分ごろ、三の丸広場南側で、ドローンが飛んでいるのを当時開催中だった祭りの警戒に当たっていた署員が発見した。
付近はドローン飛行禁止区域だが、男性は「禁止されていることを知らなかった」と話したという。
姫路城では平成27年や昨年、ドローンが飛行し衝突したケースがある。文化遺産に指定されている姫路城を損壊すれば、航空法だけではなく文化財保護法などの他の法律にも抵触する恐れがある。
こちらの記事もおすすめ→「姫路城ドローン衝突から知る『文化財保護法』」