ドローンレース、ドローンバトル、ドローンフィッシング……ドローンが新しいエンターテイメントの主役となっていくことは先日述べた。今回は、従来のエンターテイメントであるスポーツもまた、ドローンの登場によって変化していくという話をしたい。
スノーボードなどの動きの激しいスポーツのテレビ中継などでドローン空撮を行い、視聴者に新たな視点を届けることができるようになる、というのがまず一つ。
従来では獲得できなかった視点で、モニターの前の観戦者はさらなる臨場感を得ることができるというわけだ。これにより、オリンピックなどのテレビ視聴さえ、さらにエキサイティングなものへと変化する。
加えて、選手側に大きなメリットとなるのが、練習の場でのドローン活用である。
たとえばサッカーやラグビーなどで、上空からドローン空撮を行えば細かな各選手の動きを把握することができ、戦術を練る材料として用いることが可能となる。
事実、ラグビー日本代表はすでにドローンによる俯瞰的な映像を練習に活かしている。論理的な戦略のために、客観的なマインドを得ることは指導者・選手ともに重要である。それがビジュアルの面から補強されたと言い換えてもいいだろう。