ドローンへの注目度が高まるにつれ、町おこしに活用しようとする地方自治体が増えてきている。徳島県那賀町もその一つ。今回、同町はドローンによる撮影スポットをまとめた案内地図を作製した。撮影スポット26地点に加え、詳細地図では飛行可能区域や飛行ルールもまとめている。
ドローンは人口密集地帯においては飛行が制限されているが、過疎地域という弱みを逆手に取れば「事実上飛ばし放題」(町ドローン推進室)とのこと。
一方で住民から「民家の近くはできるだけ飛ばさないでほしい」という懸念の声があったため、町が地権者の許可を得て推奨する飛行地域をまとめることとなり、今回の案内地図の作製に至った。
案内地図では、飛行練習ができるグラウンドや青い川面に桜並木が鮮やかな川沿いや紅葉の名所など紹介。「大轟(とどろ)の滝」が間近で見られるスポットも掲載。地図の作製を委託された業者が実際にドローンを飛行させて撮影したもので、GPSの受信状況など場所ごとの注意点も記載している。
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