ドローンビジネスの隆盛に比例して、ドローン操縦士の需要もますます高まっている。そのような中で、より若い年代がドローンの操縦法を学ぶための環境が整いつつある。ドローンについてのスキルを習得できる高校の誕生である。
たとえば、株式会社スカイロボットはバンタン高等学校(東京校)に自社のノウハウや実践的スキルを盛り込んだカリキュラムを提供し、『ドローン&ロボティクス専攻』を設立。日本初のドローンスキルを学べる高校が誕生した(記事はこちら)。
そして、最近も石川県の日本航空高等学校がドローンを学ぶコースを開設し、運営を同じくする日本航空大学校両校でも同じくドローンを専科とする学科を作り、話題となった(記事はこちら)。
10代の若者が、「そこはドローンを学べる学校か否か」という基準でもって進路を選択する時代になってきたということである。
今後さらにドローン操縦士が求められていくことは想像に難くない。
しかし、操縦士が魅力的な職業として、あるいは技術そのものが魅力的なものとして目に映らなければ、その進路を選択する者はいなくなってしまう。
今後増加するであろう、ドローン技術を学べる高校が、どれだけの独自性と実績を出せるかどうかが、ドローン業界全体にも大きな影響を与えそうである。