セコム、刑務所でのドローン巡回サービス実証実験を決定

更新日: 2018.05.08 公開日: 2017.05.05
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警備会社のセコムは、民間防犯用の自律型飛行監視ロボット「セコムドローン」を使った新サービス「巡回監視サービス」の実証実験を実施すると発表。
同社が代表企業として参画する、山口県のPFI刑務所「美祢社会復帰促進センター」で行われる。

警備イメージ

セコムドローンはすでに2015年12月に提供が開始されており、契約先の敷地内に車や人が侵入すると、ドローンが自律飛行で対象に接近し、ナンバープレートなどの画像を撮影し、不審車(者)の追跡・確保に役立てるサービス。無人の敷地内でのセキュリティ強化が期待できる。

今回、実証実験を実施する巡回監視サービスは、主に人的な巡回警備を行っている比較的規模の大きな施設を対象としたもの。予め決めた時刻にセコムドローンを遠隔で発進、敷地内を自律飛行させ、カメラのライブ映像をスタッフが監視卓で確認する。

これにより、人的な巡回では負担の大きかった屋上などの危険な場所での監視をドローンが代行し、固定監視カメラよりも死角を減らすというメリットがある。

実証実験を行う美祢社会復帰促進センターは、日本初のPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)刑務所として官民協働で運営されている。セコムは2007年の設立から代表企業として参画している。

参照:「刑務所でドローンを活用した巡回監視サービス、セコムが実証実験を実施へ

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