石川県輪島市三井町の日本航空高校は今年度から、ドローンについて学ぶ選択授業を導入し、4月下旬から実際に機体を使う授業を開始。
同高によると、年間を通したドローンの授業の開設は全日制高校で初めて。同市の日本航空大学校でも来年度から、全国初となるドローンの専門コースを開設するという。
空撮や測量、農業、災害調査といった産業用ドローンの活躍の幅が広がっている現状を鑑み、日本航空高校石川、日本航空大学校両校を運営する「日本航空学園」は、ドローンを活用できる人材育成に乗り出すことを決定。
高校では、年間約30時間を使って、ドローン機体の仕組みや操縦方法、航空法規や活用方法を総合的に学習する。
大学校では、来年度から定員20人の「ドローンコース」を2年制の航空整備技術科内に新設し、より高度な操縦技術や、ドローンから得たデータ活用に関する知識を習得することを目指す。
同高ではすでに4月25日、授業「ドローン概論」を選択した1年生20人が初めてドローン機体に触れ、自らのスマートフォンの無線を利用し、小型ドローンとコントローラーを接続する方法や操縦の基本を学んだ。
参照:「高校でドローン授業…日本航空高校石川」