急速に発展しているドローン技術と今後も拡大するとみられる市場ということで、中国でもドローン関連のビジネスは注目されている。そのような背景で、中国でのドローン関連技術の特許出願が増加中である。
統計データによると、中国のドローン関連特許出願件数は5000件以上。
うち発明特許は半数以上の3000件以上、実用新案は2000件以上、意匠は約250件。出願件数は世界一で、2位はアメリカ。欧米の先進国と中国で、ドローン特許出願が最も集中している。
中国国内の出願者を見ると、北京市、江蘇省、広東省、陝西省の特許出願件数が多い。
うち北京市、江蘇省、陝西省には科学研究機関が集中し、高い開発能力を備えていることが関係しているようだ。
広東省では製造業が発達していることに加え、深セン市にDJIをはじめとしたドローン企業各社が集中しているため、広東省の出願件数も多くなっている。