大規模な災害が起きた際、ドローンを使って孤立した地域の診療所に医薬品などを運ぶため、静岡県浜松市と市内の医科大学などが協定を結ぶこととなった。
この協定は、大規模な災害に備え、医薬品などの備蓄が少ない中山間地域の診療所を支援するために、来月、浜松市と浜松医科大学などが結ぶもの。
具体的には、浜松市天竜区の山あいにある市の診療所が災害時に孤立した場合、3キロほど離れた病院からドローンを使って、医薬品や輸血用の血液などを運ぶことを想定。
来月下旬にはドローンを使った実証実験も行う予定である。
今回の取り組みを提案した、浜松医科大学附属病院救急部の齊藤岳児講師は「もしもの際に医薬品がドローンで運ばれるということが、住民の安心感につながれば」と述べた。