人に被害をもたらすニホンザルへの対策として、ドローンを利用したニホンザルの追い払い支援ロボットの開発が行われている。実証実験は今年2月にすでに行われた。
追い払いの仕組みとしては、人の居住区や農業被害を及ぼすニホンザルの群れにGPSを内蔵した首輪/GLT-02を取り付け、行動範囲をモニタリングする。
ドローンを木や電線などに干渉しない高度まで上げ、サルを自動追尾して追い払う。 サルの群れが移動しても追尾し、最終的には山まで誘導するという手はずだ。
この試みは神奈川県の「神奈川版オープンイノベーション」開発プロジェクトの一環で、その他にも災害時に情報収集を行うロボットの開発・外国人観光客向けのコミュニケーションロボットの開発のプロジェクト支援がされている。
その中でも特にニホンザルの追い払いは、早急な対応策が求められているため、プロジェクトの採択に至った。