スイス連邦民間航空局はドローンのシステム開発を行うMatternetに対し、同社の配送ドローンの自律飛行を認可した。これでMatternetのドローンは昼夜問わず、いつでも配送が可能となる。
2018年早々から、Matternetのパートナーであるスイス郵便は、Matternetのドローンを使って血液サンプルなどの小荷物を配達できることになる。
今回スイス政府が自律飛行を許可した機体は、航続距離20キロメートルで2キログラムの荷重を運ぶことのできる、MatternetのM2ドローン。
平均速度は、毎時36キロメートル。クワッドコプターで、二重化センサーと自動操縦システムを搭載。電子機器の異常の際にはパラシュートを開いて着陸する。赤外線信号によるピンポイントの着陸ができるという、実に配送に適した機体である。
病院間でサンプルを空輸できれば、検査とその後の診療行為を迅速に行えるようになる。
参照:「スイスMatternet、自律飛行ドローンによる血液サンプル輸送の認可取得。遠距離運搬も渋滞回避」