世界的に最も防犯カメラの整備が進んでいる国が、どこかご存知だろうか。
正解はイギリスである。
監視カメラ社会は犯罪の検挙や抑止につながる有力な手立てである一方で、個人プライバシーを侵害するものではないかという声もある。
監視カメラ社会への賛否両論はさておき、イギリス国内では空飛ぶ監視カメラ――ドローンカメラの導入が検討されている。
The Telegraphによると、イングランド南西部のデヴォン&コーンウォール警察が導入を検討しているというのが、ドローンカメラを使った空飛ぶ分隊だ。警備隊の1チームとして正式導入するかどうかは、6ヶ月のテスト後に決定されると言う。
イングランド南西部は地形的に人が入り込みにくいということもあり、行方不明者の捜索、野生生物犯罪取締り、また火災発生時などで活用できるドローンは非常に魅力的なツールである。
しかし、先に述べた通り、ますます監視カメラ社会としての側面が強くなることに嫌悪感を示す国民も多い。また、警察内部でも自分たちの仕事がなくなってしまうのではないかという不安の声もあるようだ。
参照:「監視カメラ大国イギリス、警察が「ドローンカメラ部隊」導入を検討中」「K Testing Out Drone Army to Beef Up Its Already Insane Surveillance State」