愛知県豊橋市は先月27日、同市役所でドローンの利用に関する災害協定の締結式を開いた。
地元企業であるサイエンス・クリエイトと三信建材工業と協定を結び、今後は2社と協力関係を築いて、幅広い分野での活用法も検討していく。
2社は現在、ドローンを6機ずつ所有している。
災害時などには、市が両社に機体と操縦者の派遣を要請する。津波の浸水地域や、土砂災害などで孤立した地区の確認など、被害情報を迅速に把握する効果が見込まれる。
同市は、本年度に被害情報などを一括管理する災害共有システム「トランスモッド」を災害対策本部へ導入。今後ドローンの活用により、新システムの大型画面を使い、災害状況をリアルタイムで閲覧することが可能となるという。
市は今後、市内全域の情報を本部で閲覧できるよう、映像の受信方法を確立し、ドローンパイロットの育成などにも力を入れていく方針だ。
佐原光一市長は「実績のある両社との協定は心強い。安全安心な町づくりの努めていきたい」と述べた。
参照:「ドローン利用の災害協定2社と締結」