ドローンを人命救助や火災の消火活動に活かそうとする動きがあるが、ドローンそのものが火事の原因となることもある。
ドローン機体に用いられるリポバッテリーは、非常に燃えやすい。発火し易い上に、燃え上がると勢いがあるという特徴を持つ。
そのため落下の衝撃によって傷ついたドローンが発火し、火災を引き起こすことがあるのだ。特に木々などの自然の多い場所でのドローン飛行は、ナイーブにならざるを得ない。重要文化財のドローンの無断空撮に頭を悩まされる関係者が多いのも、上記のような事情による。
また、ドローンと火災と言えば、こんな信じられない事件も。
以前2015年にアメリカのロサンゼルスで起きた火災の際、民間人が5機のドローンを飛ばし、消火活動を阻むという信じられない事件が起きたのだ。
この野次馬ドローンとでも言うべきドローンは消火ヘリを追尾し、消火活動が遅れたために車が12台以上も炎上する被害となった。
アメリカでは類似の事件が複数起きている。