アメリカの空軍では有人航空機のパイロットの求人数よりも、ドローン操縦士の求人数が上回ったという。
アメリカ時間の3月3日、フロリダ州で行われた空軍会議で、空軍教育・訓練統括部隊の責任者であるダリル・ロバートソン中将は、「わたしが空軍に入ったときには、こんなことを言うとは思ってもみなかった。現在は軍事用ドローンの数を増やすだけでなく、それらの試験生産にも力を入れている」と語ったという。
中将によると、ヘルファイア対戦車ミサイル、ペイヴウェイIIレーザー誘導爆弾、スティンガー空対空ミサイルなどといった兵器を搭載可能なドローンの活躍の場が広がり、それに伴ってドローン操縦士の求人数も増加しているという。
これらの機体を操るドローンの操縦士の数だけで、今年度中に1000名を超える見込みだ。
ドローン操縦士にはストレスによる離職が多いため、年間1万5000ドルの特別ボーナスで引き止めを行っているという報もある。
参照:「米空軍「ドローン操縦士の求人」が、他のパイロット求人を上回る」
「Drone Milestone: More RPA Jobs Than Any Other Pilot Position」