世界中で多くの野生動物たちが未だ密猟されていることを、きっとあなたもご存知のことだろう。
薬用や飼育や食用、あるいは体の一部を加工して商品にするための需要は絶えないらしい。
そこで、野生動物を守るためにドローンが使われようとしている。
密猟者に狙われている野生動物がいるのはアフリカの国立公園など、実に広大な地である。
ここでスタッフたちが密猟者への監視を行っているわけだが、その広さゆえに隅々まではとても手が回らない。ヘリコプターで上から監視を行うにしても、コストが高いゆえにとても現実的ではない。
そこでドローンの登場である。
ドローンが広大な地域を飛行し、野生動物たちの暮らしに異常がないか、リアルタイムで動画を撮影し、スタッフが本部でチェックするというわけだ。ドローンはヘリコプターよりも静かなため、密猟者たちに気づかれにくく、また野生動物たちへのストレスも比較的小さいと考えられる。
実際このシステムの構築は、スペインのドローンメーカーがすでに開発に成功していると言う。今後の活用が期待できよう。