日本で暮らしていると見逃しがちなことではあるが、世界的に見れば物流のインフラが整っていない国は多く存在する。
道路が整備されてない場所や、積雪などの風土の問題で孤立している地域もある。そのような地域では物資の配送も一苦労だが、その課題をクリアにするためにドローンによる配送の実用化が考えられている。
たとえば、アフリカ諸国の多くはインフラ整備がままならない国であり、そのような場所ではドローンによる配送が大きな援助になるだろうことは想像に難くない。
もちろんドローン配送にはまだ多くの課題が残されているし、実際に空輸を行うとすれば、それ以前に空の法整備や地図の作成が欠かせない。
ただ、アフリカの途上国では建物も低いものが多く、障害物の少なさという点ではむしろドローン飛行との相性はいいと言えよう。ドローンによる空輸がアフリカ諸国でスタンダードになれば、雇用の創出にもつながる。