発火リスクも 扱いに気をつけたいドローンのリポバッテリー

更新日: 2017.02.21 公開日: 2017.02.21
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大型のドローンから小型のドローンまで、共通して使われているのが、リポバッテリーである。中にはガソリンを用いて飛行する機体もあるにはあるが、ごく少数であり、ドローンのバッテリーと言えば、リポバッテリーのことを指すのが普通である。

リポバッテリーの素晴らしいのは、高電圧、大容量、そして軽量の三拍子が揃っている点である。今やドローン業界には無くてはならない電池だ。

しかしこのリポバッテリー、実は生まれてまだ日が浅いので、扱いづらい面もある。

まずは材料のコバルト酸リチウムが高額なため、従来のバッテリーよりも高額であること。
そして電解質が可燃性の有機物であるという特性上、非常に燃えやすい。発火しやすい上に、一度燃え上がると勢いが凄まじいのである。

発火イメージ

充電の際には常に目の届く範囲で、純正品の専用充電池を用いることが大切である。不適切な充電池を用いると爆発と発火のリスクが高まる。
就寝時の充電も危険なので、決しておすすめはできない。

もちろん、正しい扱いをすれば、過剰に恐れなくともよい。
しかし国内でも年間を通じて、リポバッテリーの火災事故が起きているのは動かしがたい事実だ。保管にも専用の耐火バッグなどを使うなどし、万全の体制で扱うべきバッテリーである。

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