生きた昆虫やネズミをリモコン操作するという技術の研究が進んでいることを、あなたはご存知だろうか。まさに、生物のサイボーグ化と言える技術である。
この研究の1つとして、トンボをドローンのように操縦可能にしようとする研究プロジェクト「DragonflEye」が、The Charles Stark Draper Laboratoryによって進められている。
トンボに取り付けた小さな回路から光信号をトンボの神経に送り、ドローンとしてコントロールをしようとするものだ。
トンボはホバリングからの高速飛行や、強風の中での飛行も可能という、優秀な飛行能力を持った昆虫だ。
研究が成功すれば、この優れた飛行能力を持った「トンボ型ドローン」を人間が制御して、農業の受粉などに応用することになるようである。
個人的にはいささか悪趣味だと感じてしまうのだが、このようなサイボーグ化した生物も、ドローンの一種として数えられることも増えてくるのであろう。