「機動戦士ガンダム」という非常に有名なアニメシリーズがある。
そこに登場する「ハロ」という球体型のロボットをご存知だろうか。
ハロは飛行し、跳ね、画像認識を行い、時に人間たちに話しかけ、自らのコンディションを説明する(「ハロ! ゲンキ! ハロ! ゲンキ!」)。
ハロは作中のマスコット的・ペット的なロボットであるが、現実に存在するこれに非常に近しいロボットが、そうドローンだ。
現状ドローンは産業用・ホビー用に幅広い活用法がされており、今後もその範囲が拡充していく見込みである。そんなドローンが、もしも喋れるようになったらどうだろう?
ポップなカラーの可愛いデザインとなり、愛くるしい瞳がついたら?
愛玩のための、ペットとしてのドローンの誕生である。
「オ腹スイタカラ充電シテ!」
「散歩ニイコウ!」
「ワタシ! ゲンキ!」
老人ホームなどで、利用者のケアのためのペットロボットが導入されるようになって久しい。ドローンもそれらのペットロボットと交わり、リードを付けてお散歩するような機体が出てくれるかもしれない。
ペットドローンが撮影した映像を見て、「うちのドローンちゃんにはこういう風に見えてるのね!」という単なる空撮にはない感動のある日常が、すぐそばまで来ているのだろうか。