最も身近なドローンの活用法を考えるとなると、これが意外と難しい。
配送や、監視は確かに便利だろうが、果たして現在において「最も身近」だろうか?
その答えの一つを出すかのごとく、ユニークで可愛らしい商品が誕生した。
「Hands Free Umbrella Drone」は、ドローンに傘を装着することで、私たちが手をわずらわせることなく、その名の通りハンズフリーを可能にする商品だ。
電源を入れると利用者の頭上でホバリングし、雨に濡れないように傘をさしてくれる。
もちろんそれだけではなく、自動追尾機能を活用し、利用者が移動すればそのあとを追いかけて傘をさし続け、雨粒から守ってくれる。衝突自動回避機能を活用して、街灯などの障害物を避けた最適のルートで飛行することもできる。
「Hands Free Umbrella Drone」を使えば、両手が自由になるので、様々なことができるようになる。たとえば、雨の日のちょっとしたショッピングでも、傘を気にせずに両手に袋をぶら下げられるだろう。
英国の通販サイトDirectDroneで販売しており、気になる価格は1,299英ポンド(約18万5,000円)。日本への配送は不可。
ユニークではあるが、気象に関するリスク(「突風が吹いたらどうするの?」)や、飛行時間の限界(「数十分以上ショッピングしたいときにはどうしよう?」)といった問題は残されたままだ。
ただ、ドローンの可能性を、日常生活の視点から探っていくという意味では素晴らしい発想でもある。今後はこのような「ちょっと日常がよくなるかも!」というレベルでのドローン活用のアイデアも広がっていくことだろう。