空撮写真のため、アートのためにドローンにカメラを付ける写真家は数多くいる。
しかし、照明器具を付けた写真家は、ルーベン・ウーが最初だろう。
ルーベン・ウーは、北極圏・スヴァールバル諸島の米西部において、眺めのいい風景や壮大な地形の夜間撮影を行っている。
(※写真はイメージ)
ウーはドローンと照明を用いて風景を明るく照らし出し、従来の風景写真をいい意味で裏切る美麗な作品を生み出した(実際の写真はこちら)。
一年ほど前にふとした思いつきで、ドローンにLEDを取り付けた時に、「このアイデアはいける」と確信した。
「PHASE ONE XF100MP」とライカ「M-P 240」を愛用し、「3DR Solo」というドローンと「Fiilex AL250」というライトを使用して撮影を行う。
作品はいくつかの写真をデジタル処理して合成したものだ。
ウーの作業は、単にドローンを使っての撮影への自己満足ではなく、写真の完成形をイメージした上でそこに落とし込んでいくというワークとなる。
参照:「ドローンが照らす、まるで異世界の砂漠」