航空機の事故の3割は、着陸時に起こると言われているのをご存知だろうか。
その理由は、着陸は機体に負荷のかかる状態である上に、さまざまな機能の稼働が同時に求められるからだそうだ。
ドローンでも同様のことが言える。
活躍の場の増えるドローンも、他の航空機と同じく、着陸時の安全性をできるだけ高めなくてはいけない。
現在、イギリスのブリストル大学とBMT Defence Servicesが共同し、安全性を高めるための研究を行っている。
研究チームは標準的なラジコン・システムと、特殊な形状の主翼を備えたドローンで実験を重ねている。
この主翼は、まるで生き物のように、飛行中に大きく形状を変えることができる。着陸寸前に大きな角度で引き起こし、地上滑走なしで『鳥が止まるように』着陸できるようにすることを目指す。
従来の翼形状の機体よりも急角度で降下するため、地上滑走に必要なスペースを大幅に減少させることができる。
まだ研究途上ではあるが、ぜひ期待したい新たなテクノロジーである。