アメリカ防総省は9日、全長約16センチの超小型ドローンを開発し、103機で編隊飛行する実験に成功したと発表した。低空での偵察飛行などに投入する計画。年内に1000機を製造する見込み。
カーター国防長官は、「敵に先んじる技術革新」だとしてこれを高く評価した。
実験自体は昨年10月にすでに実施済み。実験では、戦闘機からドローンが投下され、編隊と飛行を見せた。
このドローンはAI(人工知能)が搭載されており、自律飛行を行うが、最適のルートは自らで判断可能という。ドローン同士が連携を取り、編隊飛行(群衆飛行)もできる。
群衆飛行と言えば、ディズニーリゾートがドローンをショーの一部に活用し、きらびやかに空を彩る「ドローン花火」のイベントを開催したことはすでに報じた。
国防でもエンターテイメントでも、ドローンの群衆飛行の能力が表立ってきているようだ。