「問い:ドローンとスマートフォンの共通点を思いつく限り答えよ」
このような投げかけがされたなら、あなたは一体どのように回答するだろう。
「製品によっては手のひらに収まる」
「工夫によって多様な撮影ができる」
「用途が多彩であり、多大な可能性を秘めている」
このように、ドローンとスマートフォンはそもそも性質的に似た存在なのだ。
共通点がそれだけ多いということは、一方が一方に成り代われるということでもあるかもしれない。
そう思わせるような、「スマートフォン(iPhone)をドローン化してしてしまう製品」が誕生した。
CES2017のブースに置かれたAirSelfieは、iPhoneケースに収納可能なドローンである。
AirSelfieの入ったケースは、iPhone本体を持ち上げ悠々と飛行する。
AndroidまたはiOSアプリを使って操縦し、セルフィー撮影(自撮り)が行える。
本体はアルミ製でサイズは9.5×6.7×1cmとごくコンパクトで、最大で20mの上昇、30分の飛行が可能である。
従来、自撮りのためには「自撮り棒」というものが使われていたが、角度と距離にいささか限界があった。加えて個人的に言わせてもらえば、長い棒を駆使しての撮影風景はやや必死過ぎるようにも見える。
AirSelfieを用いての自撮りならば、角度にも距離にも縛られることはない。自撮り棒の代わりにドローンを使うのも、すぐに日常風景になるのかもしれない。
日本での販売がどうなるか正式な発表はまだだが、ぜひ続報を待ちたいところだ。
参照:「あのドローン付iPhoneケースAirSelfieが現実化!日本でも販売か?[CES2017]」
CES2017公式サイトはこちら