2017年が開幕した。
「ドローン元年」と称された2015年から早丸二年、ドローンをめぐる状況はますます活発になってきている。
ドローンの活躍分野が、公共分野から商用まで多岐にわたることはご存知の通りだろう。
しかし、いくらドローンが優れたマシーンだと言っても、操作のできる操縦士がいないことにはまさに宝の持ち腐れである。
そこで今、ドローンビジネス現場は、操縦士の早急な育成の必要性を肌身に感じている。
「覚えの早い、若き操縦士がいれば……」
そんな要望に応えるのが、ドローンの操縦技術を学べる高等教育である。
昨年8月、株式会社バンタンの運営するバンタン高等学校は、日本初となる「ドローン&ロボティクス専攻」を2017年4月から開校すると発表した(以前の記事はこちら)。
ドローン操縦士という新たな需要が生じた結果、若者の将来の選択肢の一つとして提示しているというわけだ。喉から手が出るほどに操縦士を求める業界にとって、このような取り組みは願ったり叶ったりだろう。
問題は当の若者たちが、いかにドローン操縦士という仕事を魅力的に感じるかどうかだ。
2017年、ドローンが若者の心にどのように響いていくものなのか、ぜひ見守りたい。